遊休空間の活用

 

【遊休空間活用 × 空間体験】

― PoCから共創提案へ、“未来”を仕掛ける空間構想 ―



遊休空間に新たな価値を。装置開発やPoC支援、

新規事業の構想〜実装・量産まで

伴走する共創パートナーです。



【はじめに|使われていない空間にこそ可能性がある】

日本各地に点在する遊休空間──

駅構内の片隅、高架下の空き地、

戸建て住宅のカーポート上部、空き家の軒先……。

そうした場所に、私たちは「可能性」を見出します。



今は使われていなくても、文脈に応じて再構築すれば、

都市機能を支え、人の流れや地域の価値を生み出す

“空間資源”となるのです。



【PoC設計|仮説を空間で検証する】

私たちは、こうした遊休空間の活用にあたって、

まずPoC(概念実証)を実施します。

“どのような価値が、どの空間で実現できるか”を

スモールスケールで検証するプロセスです。



例えば駅構内の空間に、AI搭載ロボットを設置し、

外国人観光客向けに道案内を行うPoCを実施。

視線誘導、音声認識、混雑回避といった

実用的なUX効果を現地で確認できるようにします。


【空間体験設計|機能×演出の両立】

単なる設置ではなく、“空間体験”としての設計が重要です。

例えば湖周辺に、釣り人のマナー促進を目的として、

自動搬送型ロボットのごみ箱を導入する構想。



歩行ルートに合わせて巡回しながら、

映像や音声でマナー啓発を行うことで、

「共に空間を育てる」という参加意識が醸成されます。

空間と行動が連動したUXが、

持続可能な環境保全にも貢献します。



【技術活用|既存技術の文脈転用】

活用する技術は、決して新開発のみに頼りません。

たとえば、カーポート上部という「死角」空間に、

防災時には避難用品にも変化する収納ユニットを設置。



通常時は日用品やレンタル収納、

非常時は災害対策品として機能を切り替える構造です。

このように、既存の住宅設備やIoT制御技術を転用することで、

費用対効果を高めつつ新しい価値を実現できます。



【共創提案|構想を地域と企業の“共有財産”へ】

PoC→UX設計→技術実装というプロセスを経て、

最終的には“共創”として提案フェーズに入ります。



たとえば空き家に設置された小型レンタルボックスを、

平時はシェア収納や通販受取所として利用し、

災害時には地域住民に防災グッズを提供する装置に変換。



防災と日常を接続する仕組みとして、

行政、地域、民間企業が共同で運用可能なモデルを

提案しました。


【他にも広がる応用例|未来の生活シーンを描く】

・高架下空間に移動式カフェと小型ワークブースを設置

・駅ホーム端にパーソナルスペース型オフィスユニットを実装

・公園のベンチ裏にIoT収納×防災用具の融合装置を埋設

・学校の旧用具倉庫を3Dプリントブースや配信スタジオに転換



【まとめ|空間の“もったいない”を価値に変える】

遊休空間の活用とは、物理的な“余白”に、

社会的な“意味”を重ねる試みです。



私たちはそのための構想設計からPoC検証、UX実装、

技術転用、地域連携まで一貫して支援します。



これまでに蓄積してきた知見と、

共創パートナーとしての柔軟性を活かし、

本記事のような構想も、御社と共に具体化可能です。



プロジェクトの初期構想段階から、お気軽にご相談ください。

遊休空間の“未来”を、一緒に描いていきましょう。



【用語解説】



■ 遊休空間(ゆうきゅうくうかん)

本来活用されるべきなのに、

現在は使われていない空間のこと。

例:高架下の空き地、空き家、駅構内のデッドスペースなど。

「空間の余白=資産」として再活用が注目されている。



■ PoC(Proof of Concept / 概念実証)

新しいアイデアや仕組みが「実際に機能するか」を、

小規模に試して確かめるプロセスのこと。

本格導入の前段階として、課題の洗い出しや効果検証を行う。



■ UX(ユーザーエクスペリエンス)

ユーザーがある製品や空間を利用する際に得る体験全体のこと。

本記事では、空間の使い心地や行動導線などを含む体験設計を意味する。



■ IoT(Internet of Things)

センサーや通信機能を持つモノ(装置・機器)が

ネットにつながり、情報を取得・共有・制御できる仕組み。

例:自動巡回ロボット、遠隔制御の収納装置など。



■ 文脈転用(contextual repurposing)

ある用途で使われていた技術や製品を、

別の状況や課題に応じて再利用すること。

例:住宅用収納ユニットを、防災備蓄用として改良するなど。



■ 共創(co-creation)

企業・行政・地域住民など複数の立場が連携し、

一緒に価値を生み出すプロセスのこと。

単なる「受発注」ではなく、構想から運用までの協働を指す。



■ レンタルボックスビジネス

利用者が月額で借りられる小型収納スペースを提供する事業モデル。

空き家や土地の有効活用策として拡大中。


【Primal Design.Labo合同会社ができること】

■ 装置開発、プロダクトデザイン含め、

  外注開発・OEM・ODMも対応可能です。

  仕様・設計から一式開発も可能です。



■ 試作だけで済む簡易版から、

  AI統合型の高度装置まで、

  用途・予算・設置環境に応じてご提案します。



【ご連絡・ご相談について】

ご紹介したのはすべて構想・提案ベースの内容です。

貴施設の特性に合わせたご相談を承ります。



事業の詳細・構想段階の仕様については、

守秘義務契約のもと個別にご説明可能です。

企画中・検討中段階のご相談も歓迎しています。



【お問い合わせ・共創パートナー募集中】

遊休空間活用は今後、

あらゆる領域で「空間体験」の一部として、

社会インフラに浸透していきます。



あなたの構想に、「空間で伝える技術」を。

PoCから製品化まで、まずはご相談ください。

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