空間演出を検討中の医療・福祉施設関係者、設計事務所、
地域団体の方に向けたご提案です。
【医療・福祉施設の空間演出】
PoC提案で実現するプロジェクションマッピング活用法
医療施設や福祉空間に、プロジェクションマッピングを用いた
「空間演出による心理的効果」や
「価値向上提案」が求められています。
本記事は、こうした空間演出を導入する上でのPoC設計例や、
効果検証の方法、必要な技術支援について
“提案事例”としてご紹介します。
例えば天井を水族館のように演出したり、
自然環境と連動させた映像設計を行うことで、
来場者体験と施設価値の両立を図ることができます。
【PoC例】病院の天井に映す“やさしさ”
PoC(Proof of Concept)とは、
「構想に実現性があるか」を確かめる初期検証です。
私たちは単なる映像試作ではなく、
空間でどう人が動き、感じるかを重視したPoCを行います。
例えば、病院の待合室に「やさしさの映像」を
投影するPoCを企画することを想定します。
落ち着いた演出によって患者の緊張緩和が期待され、
人の動線や視線変化なども検証要素になります。
私たちは、そのようなPoCの仮説設計と、
効果測定に向けたデータ設計支援を行うことが可能です。
【空間設計】人と映像が共鳴する体験をデザイン
私たちの考えるプロジェクションマッピングは、
単なる映像演出ではありません。
空間と人との相互作用をデザインする技術です。
これらはすべて“想定される活用シーン”であり、
目的や施設特性に応じた企画提案が可能です。
天井が“水族館”に変わる診療所、
壁の苔庭と連動し、光が波紋のように動く福祉施設、
季節と共に演出が変わる駅の地下通路など、
私たちは空間そのものを体験の装置ととらえています。
【造形技術】凹凸壁面に合わせた緻密な投影
私たちは、プロジェクションマッピングの
「投影対象」そのものを、
必要に応じて3Dで設計・製作する
技術パートナーとして参画可能です。
実空間における凹凸や材質の違いを反映した、
高精度なマッピング設計をご提案できます。
【制作体制】映像×空間のプロ集団と連携
私たちは自社内だけで制作を完結させるのではなく、
複数のグラフィック制作会社と連携しています。
医療施設向けの安心感ある演出、
企業イベントでのブランド訴求、
自治体との観光振興コラボなど、
プロジェクトごとに最適なチームを構築できます。
一般的なプロジェクション制作会社は映像演出のみ。
私たちは、造形・照明・UX設計すべてに横断対応。
「見せる」だけでなく、「感じさせる」空間を創ります。
【空間演出のROI設計】
プロジェクション演出の効果測定方法
空間演出は“印象づけ”だけで終わりません。
私たちは、空間体験がもたらす価値を可視化し、
ROI(投資対効果)に基づく提案を行います。
例えば、病院の待合室での演出改善により、
患者のストレス軽減、滞在時間の快適化、
施設全体の印象向上が得られた場合、
演出効果のKPI例として、
以下のような項目が想定されます:
・患者の平均滞在時間の変化
・SNS投稿の増加
・来院者アンケートによる空間満足度の向上
これらをもとに、
ROI分析の仮説立てと検証支援を行います。
また、観光施設においては、
例えば、演出導入後に来場者滞在時間が延びたり、
SNS投稿が促進されるといった効果が想定されます。
私たちは、こうした定量目標に向けたKPI設計と、
その可視化を支援する分析モデルの提供も可能です。
このように、「やって終わり」ではなく、
成果の可視化まで、
私たちは企画から効果測定まで、共に走り抜きます。
【自然演出提案例|ビオトープ×プロジェクション】
たとえば、以下のような提案も考えられます。
施設の屋外ビオトープの水流をセンサーで取得し、
室内壁面にその流れと連動した光の演出を行う
という企画案があります。
自然とのつながりを可視化し、
環境教育や癒し効果も期待できます。
このような“連動型インタラクティブ演出”の
企画・技術支援も対応可能です。
このような“環境と連動する空間体験”は、
ただの映像演出にとどまらず、
施設の世界観づくりそのものに寄与します。
【専門用語解説】
●体験設計:UX(ユーザー体験)
に基づく空間のデザイン手法。
●共創:クライアントや利用者と一緒に
価値をつくる考え方。
●PoC(Proof of Concept):
新しいアイデアや技術に実現性
があるかを検証する初期段階。
●プロジェクションマッピング:
立体物に映像を投影し、視覚効果を生む演出技法。
●ROI(Return on Investment):
投資額に対して、
どれだけの利益や効果が得られたかを示す指標。
●インタラクティブ:
相互作用型。環境や人の動きに応じて変化する表現。
【まとめ:技術×感性×戦略の融合】
プロジェクションマッピングは、
技術力だけで成立するものではありません。
空間の意味をとらえる感性、
人の体験を設計する思考、
費用対効果を示す戦略性。
それらを統合してはじめて、
「空間が語りかけてくる」ような演出が実現します。
私たちは、PoC企画からROI分析の設計まで、
必要に応じた段階支援が可能です。
単なる製作ではなく、共創パートナーとして、
ご一緒に最適な演出体験の構築をご検討いただけます。
あなたの空間が、「体験の場」として語り始める、
施設利用者の不安を減らす、期待を膨らます、
そんな空間演出を共に創りませんか?
演出が収益を生む時代へ。
体験価値の見える化を支援します。
【Primal Design.Labo合同会社ができること】
■ 装置開発、プロダクトデザイン含め
外注開発・OEM・ODMも対応可能です。
仕様・設計から一式開発も可能です。
試作だけで済む簡易版から、
AI統合型の高度装置まで
用途・予算・設置環境に応じてご提案します。
■【ご連絡・ご相談について】
ご紹介したのはすべて構想・提案ベースの内容です。
貴施設の特性に合わせたご相談を承ります。
事業の詳細・構想段階の仕様については、
守秘義務契約のもと個別にご説明可能です。
企画中・検討中段階のご相談も歓迎しています。
構想の具体化や効果設計のシミュレーションなど、
ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。